ゴールキックとは、
このゴールキックがうまく蹴れれば、サッカーのプレーの質が上がります。
一方、ゴールキックを誤れば、味方にボールが渡らなかったり、ファウルになります。
結果的に、相手にチャンスを与えて、プレーが不利になります。
こうした良くない状況を回避するために、
この点踏まえて、今回は、ゴールキックの蹴り方やルール、遠くに飛ばす方法など中心に、初心者にもわかりやすくポイントをまとめて解説したいと思います。
ゴールキックとは?
ゴールキックとは、
例えば、相手の打ったシュートがゴールから外れて、ゴールラインから出たとします。
この場合、自分のチームのマイボールからプレー再開ができます。
プレーを再開するために、まず、ボールを拾ってゴールエリアのライン上にそのボールを置きます。
ボールを静止させた状態からゴールキックするというわけです。
ゴールキックの特徴
ゴールキックの特徴として、いくつか挙げることができます。
ルールが改正された
ゴールキックは、
例えば、旧ルールでは、ゴールキーパー(GK)が蹴ったボールをペナルティエリアの外で触る必要がありました。
このルールが2019年7月に改正されました。
改正後は、ゴールキーパー(GK)が蹴ったボールをすぐに触ることができるようになりました。
つまり、ゴールキーパー(GK)が蹴ったボールをペナルティエリアの中(ペナルティエリア内)でもすぐに触れることができるように新しくルールが変更されたというわけです。
このように、
オフサイドにならない
ゴールキックは、
例えば、ゴールキックからのボールを直接オフサイドポジションで受け取ったとします。
この場合、オフサイドの反則にはなりません。
このルールについて、サッカー競技規則の11条の「オフサイドの反則ではないケース」に記載されてます。
このように、
オウンゴールにならない
ゴールキックは、
例えば、ゴールキックのボールがキッカー側のゴールに直接入ったとします。
この場合、相手競技者のコーナーキックとなるので、オウンゴールになりません。
このルールについて、サッカー競技規則の16条に記載されてます。
このように、
直接ゴールできる
ゴールキックは、
例えば、ゴールキックのボールが相手側のゴールに直接入ったとします。
この場合、キッカー側の得点になります。
このルールについて、サッカー競技規則の16条に記載されてます。
このように、
セットプレーの1つである
ゴールキックは、
例えば、攻撃側チームの打ったシュートが、守備側チームのゴールから外れてゴールラインを割ったとします。
この場合、ゴールキックになるので、守備側のゴールエリアのライン上にボールを静止させます。
つまり、プレーを再開するために、規定の位置にボールをセットするので、セットプレーになるというわけです。
このセットプレーは、ゴールキック以外にフリーキックやコーナーキック、ペナルティキック、スローインなどもあります。
このように、
フィールド内の味方の誰が蹴ってもよい
ゴールキックは、
例えば、攻撃側チームの打ったシュートが、守備側チームのゴールから外れてゴールラインを割ったとします。
この場合、ゴールキックになります。
このゴールキックを、守備側チームの競技者(ゴールキーパーやディフェンダー、ミッドフィルダー、フォワード)なら誰でも蹴ってよいというわけです。
このルールについて、サッカー競技規則の16条で触れてます。
このように、
守備側のチームが蹴る
ゴールキックは、
例えば、攻撃側チームの打ったシュートが、守備側チームのゴールから外れてゴールラインを割ったとします。
この場合、ゴールキックになります。
このゴールキックは、基本的に守備側チームに与えられるというわけです。
このように、
ゴールキックの蹴り方
ゴールキックを蹴るときに、決まった蹴り方はありません。
ですが、一般的には、インフロントキックやインサイドキック、インステップキックを使って蹴ります。
インステップキックで蹴る
ゴールキックのときに、
例えば、ミッドフィルダーやフォワードなどの少し遠いポジションの味方に向けて、ボールを渡したいとします。
この場合、ある程度飛距離が必要です。
なので、蹴り足の足の甲でボールをインパクトします。
つまり、インステップキックするというわけです。
こうして、
インフロントキックで蹴る
ゴールキックのときに、
例えば、前線の味方の選手にヘディングで競ってもらうようなボールを蹴りたいとします。
この場合、高い弾道で山なりの軌道であればヘディングしやすいです。
なので、蹴り足の親指の付け根付近でボールをインパクトします。
つまり、インフロントキックするというわけです。
こうして、
インサイドキックで蹴る
ゴールキックのときに、
例えば、距離の近い味方のディフェンスの選手にボールを渡したいとします。
この場合、パスをミスすればピンチを招きます。
なので、正確性が必要です。
そうなれば、蹴り足の内側のかかとから土踏まず付近でボールをインパクトします。
つまり、インサイドキックするというわけです。
こうして、
ゴールキックを遠くに飛ばす方法
ゴールキックを遠くに飛ばすには、いくつか方法(コツ)があります。
助走をとる
ゴールキックを遠くに飛ばすには、
例えば、ゴールエリアのライン上にボールを置きます。
置いたボールの位置から、5歩程度後ろに下がります。
そうすれば、助走をとることができるとうわけです。
こうして、
上半身を上手に使う
ゴールキックを遠くに飛ばすには、
例えば、ボールに向かってアプローチして、そのボールの横に軸足を置きます。
そして、蹴り足を振りかぶります。
このときに、軸足側の腕を上に挙げて、その腕を蹴る方向と反対向きに大きく振ります。
そうすれば、腰が回転するので、遠心力が蹴り足に伝わります。
結果的に、上半身が上手に使えるというわけです。
こうして、
ボールをミートする
ゴールキックを遠くに飛ばすには、
例えば、ボールに向かってアプローチして、そのボールの横に軸足を置きます。
そして、蹴り足を振りかぶります。
このときに、ボールの中心めがけて、蹴り足を振り抜きます。
そうすれば、蹴ったときにボールの芯を捉えることができます。
つまり、ボールをミートすることができるとうわけです。
こうして、
ゴールキックを蹴るときに避けたいこと
ゴールキックがうまくできないとき、誤った蹴り方をしてる可能性があります。
また、誤った蹴り方をすれば、ファウルやピンチにつながりやすいです。
2度蹴りする
2度蹴りすれば、
例えば、ゴールキックしてボールがインプレーになったとします。
このときに、他の競技者が触れる前にゴールキックのキッカーがボールに再び触れた(2度蹴りした)とします。
この場合、相手側に間接フリーキックが与えられるので、ファウルになるというわけです。
このルールについて、サッカー競技規則の16条に記載されてます。
こうして、
パントキックする
パントキックすれば、
この場合、そもそもゴールキックになりません。
ゴールキックは、ゴールエリアのライン上に置いて静止させた(セットした)ボールをキックします。
なので、パントキックをすれば、そもそもゴールキックにならないというわけです。
こうして、
ボールを置く場所を間違える
ボールを置く場所を間違えれば、
例えば、ゴールライン上やペナルティエリアのライン上にボールを置いて、ゴールキックしようとします。
この場合、ボールを置く位置が間違ってます。
なので、審判に注意されるというわけです。
こうして、
相手にボールを渡す
相手にボールを渡せば、
例えば、ゴールキックをミスして味方にボールが渡らなかったとします。
この場合、相手にボールが渡ります。
そうなれば、相手が攻撃してくることになります。
結果的に、チャンスを作られたり、シュートを打たれて、ピンチになりやすいというわけです。
こうして、相手にボールを渡すことが、ゴールキックを蹴るときに避けたいポイントとなります。
まとめ:ゴールキックの質を上げて、キックの精度を高めよう
ゴールキックの質を上げて、
そのためには、ゴールキックの蹴り方やコツを抑えることが重要です。
一方、ゴールキックの蹴り方を誤ったり、コツを無視すれば、遠くにボールを飛ばすことができません。
また、ファウルやピンチを招きます。
結果的に、プレーを有利に進めることができません。
こうした悪い状況を回避するために、