チップキックとは?蹴り方やコツ、練習方法など徹底解説!

チップキックとは?蹴り方やコツ、練習方法など徹底解説!

チップキックとは、つま先をボールの下に差し込んで、そのボールを足の甲で沿わしながら水平に振り抜いて蹴ることです。別名「チョップキック」とも呼ばれます。
このチップキックができればループシュートに活かせるので、サッカーのプレーの質が上がります。

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一方、チップキックを誤ればマイボールを失います。
具体的には、相手の頭上を越えて味方にパスが渡らなかったり、シュート時であればゴールキーパーの頭上を越えずにキャッチされます。
また、地面を蹴ってつま先を怪我する可能性が高まります。
そうなれば、相手ボールになってマイボールを失ったり、プレーできる味方の人数が少なくなります。
結果、不利なプレーが増えるというわけです。

こうした良くない状況を回避するために、チップキックの質を上げて、キックの精度を高めましょう。

目次

チップキックとは?

チップキックとは、つま先をボールの下に差し込んで、そのボールを足の甲で沿わしながら水平に振り抜いて蹴ることです。別名「チョップキック」とも呼ばれます。

例えば、ボランチの自分が中盤でボールを持ってるとします。
このときに相手の最終ラインの裏のスペースを味方のフォワードが狙ってるとします。
その裏のスペースめがけてふわっと浮いたパスをするために、保持してるボールの下につま先を差し込んで、そのボールを足の甲に沿わしながらで水平に振り抜いて蹴ります。
これがチップキックというわけです。

チップキックの蹴り方(コツ)

チップキックの蹴り方を手順を追って紹介します。

軸足をボールの横に置く

チップキックの蹴り方は、まず軸足をボールの横に置きます。

例えば、地面に静止してるボールがあるとします。
そのボールから握りこぶし1個空けて軸足を置きます。
そうすれば、軸足をボールの真横に置くことができるというわけです。

こうして、軸足をボールの横に置くことが、チップキックの蹴り方です。

蹴り足の爪先をボールの下側に差し込む

チップキックの蹴り方は、次に蹴り足の爪先をボールの下側に差し込みます。

例えば、軸足をボールの横に置いて、蹴り足をバックスイングします。
バックスイングした蹴り足の親指と人差し指の間をボールの下に滑り込ませます。
つまり、蹴り足のつま先をボールの下側に差し込むというわけです。

こうして、蹴り足のつま先をボールの下側に差し込むことが、チップキックの蹴り方です。

蹴り足の膝を伸ばして振り切る

チップキックの蹴り方は、最後に蹴り足の膝を伸ばして振り切ります。

例えば、軸足をボールの横に置いてバックスイングした蹴り足の爪先をボールの下側に差し込みます。
差し込んだ蹴り足の膝が曲がらないようにしながら、爪先をまっすぐ前に向けて振り抜きます。
つまり、蹴り足の膝を伸ばして振り切るというわけです。
うまく振り切ると、ボールが蹴り足のつま先から足の甲を伝ってバックスピンしながらふわっと浮いて前方に飛びます。

こうして、蹴り足の膝を伸ばして振り切ることが、チップキックの蹴り方です。

チップキックの練習方法

チップキックの練習方法がいくつかあります。

壁に向かって蹴る

チップキックを練習するには、壁に向かって蹴ります。

例えば、まずできるだけ垂直な壁を見つけます。
その壁に向かってチップキックします。
チップキックしたボールが自分に向かって跳ね返ってくるので、そのボールをトラップしてまた壁に向かってチップキックします。
これを繰り返します。
結果、何度もチップキックできるというわけです。

こうして、壁に向かって蹴ることが、チップキックを練習するためのポイントです。

対人で蹴り合う

チップキックを練習するには、対人で蹴り合います。

例えば、まず友達や知人、家族などの仲間を誘います。
そして、誘った仲間めがけてパントキックします。
チップキックしたボールを自分に蹴り返してもらいます。
つまり、対人で蹴り合います。
これを繰り返します。
結果、何度もチップキックできるというわけです。

こうして、対人で蹴り合うことが、チップキックを練習するためのポイントです。

ゴールに向かって蹴る

チップキックを練習するには、ゴールに向かって蹴ります。

例えば、有料施設やグラウンドなどの施設で用意されてるサッカーゴールを確保します。
そのゴールに向かって、チップキックします。
チップキックしたボールを自分で拾って、所定の位置に置いたボールをまたゴールに向かってチップキックします。
これを繰り返します。
結果、何度もチップキックできるというわけです。

こうして、ゴールに向かって蹴ることが、チップキックを練習するためのポイントです。

チップキックを使う場面

チップキックを使う場面がいくつかあります。

ペナルティーキック(PK)のとき

チップキックは、ペナルティーキックの場面で使います。

例えば、味方のフォワードが相手のゴールエリア内で相手のディフェンスに倒されてペナルティーキックになったとします。
この場合、ペナルティーマークにボールを置いて静止させ助走します。
主審の笛が鳴って静止してるボールに向かってアプローチしてるときに、通常のシュートを予想したゴールキーパーが右に飛びました。
右に飛んだので空いた中央に向かって、ボールの下側を水平に振り抜いて蹴ります。
つまり、チップキックを使うというわけです。

このように、ペナルティーキックの場面でチップキックを使います。
ペナルティーキックの場面で使うチップキックを別名「パネンカ」とも呼びます。

スルーパスのとき

チップキックは、スルーパスの場面で使います。

例えば、中盤で自分がボールを保持してるとします。
このときに、味方のフォワードが相手のディフェンスの裏のスペースを狙ってます。
相手のディフェンスの頭上を越えて裏のスペースにスルーパスするために、保持してるボールの下につま先を差し込んで、そのボールを足の甲で沿わしながら水平に振り抜いて蹴ります。
つまり、チップキックを使うというわけです。

このように、スルーパスの場面でチップキックを使います。

ループシュートのとき

チップキックは、ループシュートの場面で使います。

例えば、ドリブルで相手のディフェンスを抜き去って残るはゴールキーパーだけになり1対1になりました。
このときに、ゴールキーパーが前に出てきて、かつそのゴールキーパーと自分との距離が少し空いてる状況になりました。
この状況だとゴールキーパーの頭上を越すシュート(ループシュート)を打てば入りそうです。
ループシュートをするために、ドリブル中にボールの下につま先を差し込んで、そのボールを足の甲で沿わしながら水平に振り抜いて蹴ります。
つまり、チップキックを使うというわけです。

こうして、ループシュートの場面でチップキックを使います。

まとめ:チップキックの質を上げて、キックの精度を高めよう

チップキックの質を上げて、キックの精度を高めましょう。

一方、チップキックを誤れば、怪我したり、マイボールを失います。
具体的には、地面のギリギリを振り抜かずに地面を蹴ってつま先を痛めたり、ボールの中心につま先が当たってシュートミスやパスミスになり味方にボールが渡りません。
そうなれば、一時的に退場したり、相手のボールになります。
結果、不利なプレーが増えやすくなるというわけです。

こうした悪い状況を回避するために、チップキックの質を上げて、キックの精度を高めましょう。

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