オーバーヘッドキックとは、
別名、「オーバーヘッドシュート」や「バイシクルキック(バイシクルシュート)」などとも呼ばれます。
このオーバーヘッドキックがうまくできれば、サッカーのプレーの質が上がります。
一方、オーバーヘッドキックを誤れば、自分や相手選手のケガにつながります。
また、チャンスを逃したり、相手にチャンスを与える可能性が高まります。
結果、プレーが不利になりやすいというわけです。
こうした良くない状況を回避するために、
この点踏まえて、今回は、オーバーヘッドキックのやり方や練習方法など中心に、初心者にもわかりやすくポイントをまとめて解説したいと思います。
オーバーヘッドキックとは?
オーバーヘッドキックとは、
例えば、コーナーキックのボールが自分の頭より少し高い位置を経過するように飛んできたとします。
このときのボールの高さが、ヘディングで届かない位置だとします。
そうなれば、ヘディングよりも高くインパクトできるテクニックを選択します。
つまり、
このオーバーヘッドキックは、ルール上で禁止されてるわけではありません。
ですが、アクロバティックなのでリスクを伴います。
ちなみに、オーバーヘッドキックで有名なのが、少年漫画の「キャプテン翼」です。
この漫画の主人公の大空翼がオーバーヘッドキックを得意技としてます。
オーバーヘッドキックとバイシクルシュートの違い
オーバーヘッドキックとバイシクルシュートの違いは、
オーバーヘッドキックは、地面に背を向けた状態で空中のボールを頭より高い位置でキックすることです。
一方、バイシクルシュートも地面に背を向けた状態で空中のボールを頭より高い位置でシュートすることです。
また、オーバーヘッドキックとバイシクルシュートはともに、観客を沸かせたり、ヘディングできないボールが処理できます。
さらに、アクロバティックなプレーなので、誤ればケガにつながりやすいです。
このように、
とくに、オーバーヘッドキックは日本における呼び方で、欧州や南米などの世界的なサッカーの現場においてはバイシクルシュートと呼ばれてます。
オーバーヘッドキックなら踏み切った足と逆の足でボールを蹴る、バイシクルシュートなら踏み切った足と同じ足でボールを蹴るという厳密な区別をして明確に分類する説も存在します。
オーバーヘッドキックのメリット
オーバーヘッドキックのメリットがいくつかあります。
観客をより楽しませることができる
オーバーヘッドキックすれば、
例えば、相手陣地の右サイドエリア深くに侵入して、ゴール前の味方の選手に向けてセンタリングを上げます。
このときに、ゴール前の味方の選手の頭上を越えそうな軌道でボールが飛んだとします。
この場合、その味方の選手がヘディングするのは難しいので、ボールに触れることができないと、周囲の選手や観客は悟ります。
ですが、その味方の選手がオーバーヘッドキックしました。
このプレーは周囲の選手や観客の意表を突きます。
そうなれば、ビッグプレーになるので、周囲の選手や観客は心が揺れ動いて驚きます。
つまり、観客を沸かせることができるというわけです。
こうして、
ヘディングで届かないボールを処理できる
オーバーヘッドキックすれば、
例えば、頭上を越えて経過するような軌道でボールが飛んできたとします。
この場合、ヘディングの選択肢があります。
ですが、ヘディングでも届かないので、オーバヘッドキックします。
そうすれば、ボールに触れることができるので、うまくいけばマイボールとして処理できるというわけです。
さらにこの状況が相手のゴール前であれば、得点につなげることができます。
こうして、
オーバーヘッドキックのデメリット
オーバーヘッドキックのデメリットがいくつかあります。
怪我につながりやすい
オーバーヘッドキックすれば、
例えば、コーナーキックをもらって、ゴール前に味方や相手の選手が密集してるとします。
このときに、周囲を確認せずに、相手のゴール前でオーバーヘッドキックします。
オーバーヘッドキックをすると周囲の状況はほぼ見えません。
そうなれば、近くの味方の選手や相手の選手に蹴り足や体が触れる可能性が高まります。
結果、近くの味方の選手や相手の選手をケガさせたり、本人が怪我をするというわけです。
こうして、
オーバーヘッドキックのやり方
オーバーヘッドキックのやり方(コツ)を手順を追って、解説します。
少し早めにジャンプする
少し早めにジャンプするには、
例えば、コーナーキックのボールがゴールから逃げるように頭上を経過しそうな軌道で飛んできたとします。
このときに、自分の半径1.5m~2m以内くらいにボールが来たら、ジャンプします。
そうすれば、少し早めにジャンプすることができるというわけです。
こうして、
蹴り足を振り抜くタイミングをとる
蹴り足を振り抜くタイミングをとるには、
例えば、少し早めにジャンプしたときに、両足が宙に浮いて地面に背中を向けてる状態です。
この状態で逆足を胴体の方に少し引き付けておきます。
そうすれば、逆足と蹴り足がクロスするので、逆足で溜めて蹴り足を振り子のようにできます。
結果、蹴り足を振り抜くタイミングをとることができるとうわけです。
こうして、
ミートする
ミートするには、
例えば、少し早めにジャンプして、蹴り足を振り抜くタイミングを取ります。
このときに、ボールが横から通過もしくは上部から落下してきます。
そのボールの軌道をよく見て、ボールの芯に蹴り足の甲をインパクトさせます。
そうすれば、ミートすることができるとうわけです。
こうして、
オーバーヘッドキックの着地で意識すること
オーバーヘッドキックの着地で意識することがいくつかあります。
顎を引く
オーバーヘッドキックの着地で、
例えば、オーバーヘッドキックすれば体が宙に浮いて、背中が地面に向いてる状態です。
この状態のときに、自分のおへそを見みます。
そうすれば、頭の位置が背中より上がります。
つまり、顎を引くことができるというわけです。
こうして、
両手を広げる
オーバーヘッドキックの着地で、
例えば、オーバーヘッドキックすれば体が宙に浮いて、背中が地面に向いてる状態です。
この状態のときに、左腕と右腕の両腕をそれぞれ45度程度横に開きます。
そうすれば、両腕を広げることができるとうわけです。
こうして、
オーバーヘッドキックの練習方法
オーバーヘッドキックの練習方法がいくつかあります。
クッション性のある地面を使う
クッション性のある地面を使うには、
例えば、周囲に人がいない場所にマットを敷きます。
そのマットの上でオーバーヘッドキックします。
この場合、マットが着地したときの衝撃を幾分か吸収するので、体への負担が減ります。
そうなれば、体力が温存できます。
結果、もう一度オーバーヘッドキックに臨むことができます。
これを繰り返せば、体力が続くまで繰り返しオーバーヘッドキックができるとうわけです。
こうして、
寝転んだ状態で蹴る
寝転んだ状態で蹴るには、
次に、両手でボールを持ち、そのボールを上に高く上げます。
高く上げたボールが蹴り足の位置に落ちてきたタイミングで、蹴り足の甲をボールにインパクトさせます。
これを繰り返します。
結果、何度もオーバーヘッドキックができるというわけです。
こうして、
バウンドさせたボールを蹴る
:
バウンドさせたボールを蹴るには、
そして、そのボールを地面にたたきつけて自分の頭上より高く跳ね上げます。
跳ね上げたボールが頭上1.5mくらいまで落下してきたら、モーションを開始してオーバーヘッドキックします。
これを繰り返します。
結果、何度もオーバーヘッドキックができるというわけです。
こうして、
オーバーヘッドキックで避けたいこと
オーバーヘッドキックで避けたいことがいくつかあります。
頭から着地する
頭から着地すれば、
例えば、オーバーヘッドすれば、地面に背中が向きます。
このときに自分のおへそを見ずに顎を上げたままにします。
この場合、頭の位置が背中よりも下がります。
そうなれば、着地時に地面に頭をぶつけます。
結果、頭への衝撃が強くなってケガのリスクが高くなるというわけです。
このように、
グラウンド状況を無視する
グラウンド状況(地面状況)を無視すれば、
例えば、グラウンドに石などの異物が転がってるとします。
このグラウンド状況を確認せずに無視したとします。
この場合、オーバーヘッドキックして着地したときに、背中などに石などの異物が当たるもしくは刺さる可能性が高まります。
そうなれば、体を痛めて怪我につながるというわけです。
このように、
人との距離感を無視する
人との距離感を無視すれば、
例えば、自分の近くに人がいたとします。
この状況を確認せずにオーバーヘッドキックします。
この場合、自分の近くの人に蹴り足などの体の部位が触れる可能性が高まります。
そうなれば、その人に傷つけたり、自分が体を痛めることにつながります。
結果、怪我につながるというわけです。
こうした怪我は、セットプレー時などの人が密集しやすいプレー状況で起きやすいです。
このように、
まとめ:オーバーヘッドキックの特徴など理解して、キックの精度を上げよう
オーバーヘッドキックの特徴を理解して、
そのために、コツや練習方法など把握することも重要です。
一方、特徴やコツ、練習方法など知らなければ、キックが上達しません。
もう少し言えば、誤ったキックを繰り返してオーバーヘッドキックがなかなかうまくなりません。
そうなれば、自分が怪我したり、相手をケガさせることにもつながります。
こうした悪い状況を回避するために、